同相モード・リターン・ロス (CMRL) - DSX CableAnalyzer

CMRL は、10GBASE-T 以外でシステムを開発する場合に必要となる測定です。

ANSI/TIA-568-C.2、ANSI/TIA-1005、ISO/IEC 11801:2010 にはテスト・リミットがありません。 

The measurement is made by injecting a common mode signal (CM) into one twisted pair, then measuring the CM signal returned on that same pair. The smaller the CM signal returned, the better the CMRL.
 
            DSX ケーブルアナライザーのリターン・ロスの測定

リターン・ロスの測定値と似ていれば良好と言えます。ただし、リターン・ロスの測定は、DM 信号を 1 本のペア線に注入し、同じペア線で帰還する DM 信号を計測して行います。

DSX-8000 および DSX-5000 ケーブルアナライザー には、TCLELTCTLCDNEXT などの他の平衡度測定も含まれています。

標準規格のカテゴリー 5e、6、6A や、クラス D、E、EA のテストに CDNEXT を追加する場合は、(+ すべて): のサフィックスが付いているテスト・リミットを選択します。
 
            すべての TIA カテゴリーのテスト・リミット     すべての ISO カテゴリーのテスト・リミット                    

This will increase your AUTOTEST time.

サフィックス (+ すべて) は、ANSI/TIA または ISO/IEC の規格試験に、ELTCTLTCL導体間の抵抗アンバランス対線間の抵抗アンバランスCMRLCDNEXTの測定が加わることを示しています。
 
DSX-8000 および DSX-5000 ケーブルアナライザーの下の例では、カテゴリー 6A チャンネルがテストされました。 
 
        DSX ケーブルアナライザーの平衡度測定画面