お役立ち情報集

 
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DTX ケーブルアナライザー (パッチ・コード・アダプター編)

01) パッチ・コード試験がなぜ重要なのか?
02) DTX パッチ・コード・アダプター・シリーズの対応できる具体的なカテゴリーは?
03) アダプターのモデル構成は?
04) 交換用ジャックは、用意されているか?
05) 交換用ジャックの交換は何回まで可能か?
06) 旧タイプのパッチ・コード・アダプターおよび交換用ジャックは継続して販売するか?
07) 新タイプの Cat 6 用パッチ・コード・アダプター交換用ジャックは、旧モデルに使用できるか?
08) ジャックの交換すべきタイミングは?
09) パッチ・コードをなぜチャネル・アダプターを使って試験してはいけないのか?
10) 合否判定を行うパッチ・コード・テスト・データベースの基になる規格は何か?
11) パッチ・コード・テスト・データベースに含まれるパッチ・コード長は?

1) パッチ・コード試験がなぜ重要なのか?

配線システムの構成定義にしたがって、試験を分類するとパーマネント・リンク試験 、
チャネル試験およびパッチコード試験があります。それぞれ、試験を行う配線の範囲は
下図に示されます。

チャネル性能

ここで示すように、機器および端末エンド・エンド間の性能はチャネル性能により最終的に
決まります。したがって、せっかくパーマネント・リンク試験に合格した配線でも実際に
ネットワークが運用された時点で端末や機器に接続されるパッチ・コードが規格の性能を
満足しなければチャネル性能は保証されません。

したがって、機器あるいは端末に接続するパッチ・コードが規格性能を満足しているか
どうかを確認することは、敷設工事業者ならびにネットワーク の管理に携わる企業の
ネットワーク技術者にとっても必須事項です。

参考情報: 市販パッチ・コード品質に関する調査資料

一般に市販されているパッチ・コードは、必ずしも規格を満足しているものとは限りません。
Cat 6 パッチ・コードの性能試験を大規模に行ったCCCA (Communications Cable and Connectivity Association) の 2010 年に行った調査によれば、海外製のパッチ・コードの
不良率が 85 パーセントとのことでした。

調査に関するプレス・リリース調査結果(共に英文)

 

2) DTX パッチ・コード・アダプター・シリーズの対応できる具体的なカテゴリーは?

TIA Cat 5e、Cat 6 および ISO Cat 5、 6、6A のパッチ・コード試験性能要件に関する試験を効率的かつ高い確度を持って実施できます。
 

3)アダプターのモデル構成は?

  • DTX-PC5ES:
    DTX パッチ・コード・テスト・アダプター Cat 5e 用
    DTX メイン・ アダプター (DTX-PC5ES/MN) および DTX スマート・リモート・
    アダプター (DTX-PC5ES/SR) を含む

  • DTX-PC6S:  
    DTX パッチ・コード・テスト・アダプター Cat 6 用
    DTX-PC6S DTX パッチ・コード・テスト・アダプター Cat 6 用
    DTX メイン・アダプター (DTX-PC6S/MN) および DTX スマート・リモート・
    アダプター (DTX-PC6S/SR) を含む

  • DTX-PC6AS:
    DTX パッチ・コード・テスト・アダプター Cat 6A 用
    DTX メイン・アダプター (DTX-PC6AS/MN) および DTX スマート・リモート・
    アダプター (DTX-PC6AS/SR) を含む

     

 

4)交換用ジャックは、用意されているか?

弊社から直接ご購入いただけます。それぞれ以下のモデルが用意されています。

  • DTX-PCTAC5EKS
    Cat 5e 用パッチ・コード・テスト・アダプター交換用ジャック、2 個
  • DTX-PCTAC6KS
    Cat 6 用パッチ・コード・テスト・アダプター交換用ジャック、2 個
  • DTX-PCTAC6AKS
    Cat 6A 用パッチ・コード・テスト・アダプター交換用ジャック、2 個般

 

5)交換用ジャックの交換は何回まで可能か?

10 回までとし、それ以上交換の必要の場合は、信頼性の面からアダプター本体を
交換されるようお願いします。

 

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6)旧タイプのパッチ・コード・アダプターおよび交換用ジャックは継続して販売するか?

以下の旧タイプのモデルは販売を終了させていただきました。

  • DTX-PCU6S
    DTX パッチ・コード・テスト・アダプター

ただし、以下のCat 6交換ジャックは、継続販売いたします。

  • DSP-PCI-C6 Jack
    DSP-PCI-6S/DTX-PCU6S 用 Cat 6 交換ジャック 10 個 (5 セット分) 入り

 

7)新タイプの Cat 6 用パッチ・コード・アダプター交換用ジャックは、旧モデルに使用できるか?

DTX-PCTAC6KS Cat 6 用パッチ・コード・テスト・アダプター交換用ジャックは、旧タイプの
DTX-PCU6S と互換性があります。ただし、シールド付パッチコード試験には対応しません。

 

8)ジャックの交換すべきタイミングは?

次のどれかに当てはまる場合に交換をお勧めします。

  • パッチ・コード試験結果のマージンが、低下し始めた場合

  • パッチ・コード試験で、特にワイヤーマップあるいはリターン・ロスの試験結果に
    不連続あるいは 一貫性のなさが見られた場合

  • ジャックの挿抜回数が 5,000 回以上になった場合

 

9)パッチ・コードをなぜチャネル・アダプターを使って試験してはいけないのか?

項目 01) の図中の赤い丸で示す箇所は、注記にあるように、チャネル・アダプターを使って測定を行ってもチャネル・アダプターのジャックとの間の勘合性能は測定されません。

   
したがって、パッチ・コードの試験を行う場合は、チャネル・アダプターではなく専用の
パッチ・コード・アダプターを使用する必要があります。

また、配線構成の定義であるパーマネント・リンクあるいはチャネルにも当てはまらない
下図のようなリンクの試験がチャネル・アダプターを用いて行われる場合が見かけられます。

このリンクを一本の長いパッチ・コードとしてみた場合でも、チャネル・アダプターを使用して
いる限りは、正しいパッチ・コード試験ともいえません。

間違ったパッチコード試験

 

10)合否判定を行うパッチ・コード・テスト・データベースの基になる規格は何か?

以下の規格に規定されているリミット値がデータ・ベースに含まれています。

ANSI/TIA-568-C.2 および ISO/IEC 11801:2010

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11)パッチ・コード・テスト・データベースに含まれるパッチ・コード長は?

0.5 m、1 m、1.5 m、2 m、2.5 m、3 m、4 m、5 m、7.5 m、10 m、15 m、20 m、
ただし、>20 mでは、 Cat 5e のみが TIA 1005 をサポートしています。

 

 

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