2 コード・テスト法を使用しない理由

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2 コード基準法を使用できない理由

Seymour Goldstein

TIA および ISO と同様、フルーク・ネットワークスは、光ファイバー損失測定の基準値の設定に 1 コード法を使用することを推奨しています。1 コード法では、ランチ・コードの一端を光源に接続し、反対側をパワー・メーターに接続して、基準値を設定します(測定された電力は 0 dB として定義されます)。次に、ランチ・コードを光源に接続したままで、パワー・メーターから外します。ランチ・コードの遠端を被試験ケーブル配線に接続し、被試験ケーブル配線の遠端とパワー・メーターの間に受け入れコードを接続します。

この方法が推奨される理由は、1 コード法は測定の不確実性を最小限に抑え、被試験ケーブル配線のコネクターと光ファイバー両方を測定できるためです。

2 本のコード使って測定しているので、2 本のコードで基準値を設定する方が理にかなっているように一見思えます。光源とパワー・メーターを使用した測定を理解するには、dB(相対測定)ではなく、ワットまたは dBm(実効電力)で説明した方が分かりやすいかもしれません。

では、2つの方法を詳しく見ていきましょう。まず値を割り当てて、両方の方法に共通した状況を仮定します。

  • シングルモード・ファイバーのテスト
  • RGT = 基準等級の終端
  • SGT = 標準等級の終端
  • 基準等級間の終端 = 0.2 dB
  • 基準等級から標準等級の終端 = 0.5 dB

1 コード法では、光源は -10.00 dBm を出力すると仮定します。これは、損失のないパワー・メーターの広範囲検出器で測定されます。被試験ケーブル配線を図のように接続すると、-10.00 dBm では、1 つめのコネクターで 0.5 dB、被試験ファイバーで 0.5 dB、そして 2 つめのコネクターで 0.5 dB の損失あります。パワー・メーターは、 -11.50 dB(または 1.50 dB の損失)を測定します。

1 コード法

1 コード法

今度は 2 コード基準法です。ランチ・コードの遠端では -10.00 dBm のパワーが出力されているものの、受け入れコードに接続されると、パワー・メーターでは、-10.00 dBm ではなく、-10.20 dBm が測定されます。テスト対象ケーブルを下図のように接続すると、パワー・メーターは、1 コード基準法と同じ-11.50 dBm と測定します。ただし、基準値は -10.20 dBm であり、計算された損失は -11.50 dBm – 10.20 dBm = -1.3 dBm となります。リンクの損失は明らかに 1.50 dB であるため、これは楽観的な結果と言えます。しかし、これを求めているのではありません。欲しいのは、真の損失です。

2 コード基準法


 
 
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