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ホワイトペーパー:ネットワーク・ケーブル・システムをテストする時に賢い人が犯す 10 の愚かな間違い

ネットワーク・ケーブル配線プラントの敷設、試験、認証を行う人であれば誰でも、標準性能パラメータを満たすこと、アプリケーションを確実にサポートすることの重要性を理解していますが、どんなに優秀な人であっても、収益や顧客満足度に悪影響を及ぼすような失敗をすることがあります。

    目次

  1. テスト対象のリンクの種類を指定しない。
  2. 前もって書面でマージナルな試験結果についての合意を怠る。
  3. テストするすべてのテスト・パラメータを指定しない。
  4. エイリアン・クロストークへの適合をぶっつけ本番で行う。
  5. プロット・データを有効にするのを忘れる。
  6. マルチモード・ファイバー試験に EF 非対応のテスターを使用する。
  7. ティア 1 光損失測定に 2コード基準法を使用する。
  8. ファイバー・ケーブル・システムの認証にパッチコードを使用する。
  9. MPO トラックの認証にデュプレックス・テスターを使用する。
  10. 適切なファイバー検査を手抜きする。
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ネットワーク・ケーブル・システムをテストする時に賢い人が犯す愚かな間違い

以下に、ネットワーク・ケーブル・システムをテストする時に賢い人が犯す愚かな間違いを紹介しています。

してはいけないこと:

1 番目

テスト対象のリンクの種類を指定しない。

チャネル・リンクとは、アクティブな機器が通信を行うリンク全体のことを指すため、両端の機器/ユーザー・パッチコードも含まれます。ネットワークが、最終的にはチャネルのパフォーマンスに依存しているにもかかわらず、チャネル試験のリミット値が緩いため、ネットワーク内の問題が検出されない場合があります。パーマネント・リンク試験を行えば、認定済みのパッチコードを追加することで、チャネル内に確実にリンクを構成できるようにします。これは、保証には不可欠になります。続きを読む

2 番目

前もって書面でマージナルな試験結果についての合意を怠る。

マージナル・パスは、リミットに近いことを意味するため、お客様の多くが問題にしたり、認めない可能性があります。問題は、ANSI/TIA-1152 および IEC 61935-1 では、マージナル・パスでも総合的にパス(合格)になるということです。規格の要件を満たしているからです。マージナルな結果を拒絶したい場合には、テストの仕様でそのように明確に示す必要があります。続きを読む

3 番目

テストするすべてのテスト・パラメータを指定しない。

メタル線の認証においては、ANSI/TIA-1152 および ISO/IEC 11801:2011 は、フィールド試験で最低限テストしなければならないパラメータを規定しています。つまり、最低要件として求められていないパラメータが他にもあるということです。例えば、PoE アプリケーションを完全にサポートする場合には、導体間および対線間の直流抵抗不平衡があります。他にも、検査室試験でのみで求められる TCL や ELTCTL などのパラメータもあります。最新のフィールド・テスターは、これらの重要な追加測定を行う機能を備えているものの、どのパラメータをテストするか指定しなければなりません。続きを読む

4 番目

エイリアン・クロストークへの適合をぶっつけ本番で行う

保証を提供するケーブル・ベンダーは、エイリアン・クロストーク試験を求めない場合があります。多くの会社では任意と見なされているものの、ANSI/TIA または ISO/IEC 規格においては、エイリアン・クロストーク試験は任意ではありません。エイリアン・クロストーク試験が不要であることがテストの仕様に明記されていない限り、ケーブル・ベンダーが何て言おうが、敷設業者はエンドユーザーに試験を求められる可能性があります。事態をさらに悪化させるのが、これがサンプル試験だということです。PS NEXT および PS AACR-F の 100% 試験のコストを自社で負わなければならない可能性があります。続きを読む

5 番目

プロット・データを有効にするのを忘れる。

プロット・データのないテスト・レポートは、中身のないテスト・レポートと同じです。ANSI/TIA-1152 または IEC 61935-1 では、プロット・データの記録の必要性について触れていませんが、これなしでは、リンクに問題が発生した時に原因を突き止める術がありません。また、エイリアン・クロストーク試験には、インチャネル試験からのプロット・データが必要になります。さらに、フルーク・ネットワークスのトラブルシューティング・サポートを受ける時にプロット・データを提示できない場合、プロット・データを取得するために再試験が必要になり、テスト時間が 2 倍以上かかることになります。ANSI/TIA-1152 と IEC 61935-1 のどちらにも、プロット・データを記録しなければならないと規定していません。続きを読む

6 番目

マルチモード・ファイバー試験に EF 非対応のテスターを使用する。

仕様に ANSI/TIA-568-C、ISO/IEC 11801、または ISO/IEC 14763-3 が明記されている場合、マルチモード・ファイバー試験にエンサークルド・フラックス(EF)準拠の励振が必要になります。EF準拠の励振状態であれば、測定の不確実性を大幅に減少でき、アプリケーションのパフォーマンスが悪いことを不思議に思わせる過度に楽観的な試験結果を防ぐことができます。ケーブル・ベンダーによっては、保証のために EF 試験を求める場合もあれば、EF の適合結果をはじめに提示しなければオンサイト・サポートを提供しない場合があります。続きを読む

7 番目

ティア 1 光損失測定に 2コード基準法を使用する。

2コード基準法は、より簡単に見えるものの、両方のテスト・コードを基準にすると、過度に楽観的な結果を招き、マイナスの損失結果が出る可能性があります。このため、ケーブル・ベンダーの多くは、2コード基準法で実施された結果を受け入れず、保証を取得できない場合があります。ANSI/TIA と ISO/IEC は、1コード基準法しか推奨していません。テストの仕様では、基準法を明記する必要があり、1コード基準法でのみ、リンク両端の接続ロスを最高精度で測定できます。続きを読む

8 番目

ファイバー・ケーブル・システムの認証にパッチコードを使用する。

ファイバー・パッチ・コードの接合部の最大損失は、通常 0.5 dB です。これは、一貫性のない測定結果を招き、完全に良質なリンクでも不合格となる可能性があります。ANSI/TIA および ISO/IEC は、テスト・コードには基準グレードのコネクターの使用を規定しており、マルチモードの場合は 0.1 dB、シングルモードの場合は 0.2 dB と定義しています。これらのコードは、テスト基準コード(TRC)と呼ばれます。続きを読む

9 番目

MPO トラックの認証にデュプレックス・テスターを使用する。

デュプレックス・テスターで 12芯 MPO ファイバー・トランクをテストするには、セットアップ・プロセスで 15 の手順を踏む必要があります。現場の技術者が受ける時間の制約により、15 すべての手順を実施する可能性はほとんどありません。フルーク・ネットワークスの MultiFiber™ Pro などの MPO テスト機能を備えたテスターでは、セットアップにたった 5 つの手順しかなく、MPO の 12 芯すべてを 1 つのテスト・レポートにまとめます。また、40GBASE-SR4 や 100GBASE-SR10 をサポートするため、8芯および 10芯の MPO リンクも認証します。デュプレックス・テスターによる MPO トランクの試験では、スケジュール通りに進めることは実質的に不可能です。続きを読む

10 番目

適切なファイバー検査を手抜きする。

接続部の汚れが、ファイバー関連問題の第一位の原因であるため、ファイバー端面を接続する前に、必ず検査しなければなりません。残念ながら、人間による主観的な検査では、一貫性のある結果にはなりません。検査装置を持っているのであれば、使うべきです。また、紛争を回避するため、IEC 61300-3-35 規格の清掃状態に関する良否判定基準を使用することも検討してください。最新世代のフィールド・テスターは、1 秒くらいで端面を自動判定します。続きを読む

 
 
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