IntelliTone™ Pro 200 LAN トーナー、トレーサーおよび
プローブ
製品ハイライト
デジタル式ネットワーク・トーナーおよびプローブは、アクティブ・ネットワークに接続されたケーブルのトレースと位置検出が可能。
IntelliTone デジタル・トーン技術:
- ノイズや偽の信号を完全に遮断することで、ケーブル位置検出の混乱を解消
- 縁端側がスイッチに接続されている場合でも、稼働中のネットワーク上でケーブル位置を特定できるネットワーク・ケーブル・トレーサー
- 束ねられた中から、ケーブルやワイヤーを特定(隣接ケーブルへのトーン信号の漏れにかかわらず))
- 1 回の操作で、ケーブルの位置特定、導通の確認、およびワイヤーマップ不良(開放、短絡、対反転)を検出
- 他のケーブルと束ねられている 1 本のケーブルを識別するための信号強度インジケーター LED
- プローブには、開回路、短絡、対交差ペアーを発見するためのペアー・テスター搭載 詳細について >
SmartTone® アナログ・トーン技術:
- 対となるペア線を短絡させることで、トーン変化による、正確な個々のワイヤー・ペアの切り分けを実施
- 音声、データ、ビデオ・ケーブルを効果的にトレースおよび位置確認
製品のナビゲーション
概要
先進的な可視性で、パッチパネル、スイッチ、成端ブロック、束に埋もれたネットワーク・ケーブルなどの追跡と位置確認をより効果的に行えます。弊社の新しい IntelliTone Pro 200 LAN トーナーおよびプローブ・キットは、他機では見つけられないケーブルも見つけます。
フルーク・ネットワークスの IntelliTone™ Pro 200 LAN トーナーおよびプローブ・シリーズは、1 台のネットワーク・トナーとプローブにデジタル信号とアナログ信号を備えた初めてのネットワーク・ケーブル・トーナー・トレーサーおよびプローブです。すなわち、あらゆる作業環境に対応する最強のケーブル追跡と位置確認技術を備えたといえます。デジタル・モードを使用して、稼働中のネットワーク上で安全かつ効果的にデータ・ケーブルをトレースし、位置確認ができます。また、アナログ・モードを使用すれば、個々のワイヤー・ペアーの切り分け、および音声、オーディオ、ビデオ・ケーブルのトレースができます。
フルーク・ネットワークスの IntelliTone™ Pro 200 LAN トーナーおよびプローブ・シリーズは、床、天井、壁、そして束ねられて埋もれているケーブルの追跡と位置の特定に優れた効果をもたらします。革新的なデジタル技術を搭載し、稼働中のネットワーク上においても、安全かつ効果的なトーン信号の発生とトレースが可能な市場初のネットワーク・ケーブル・トーナー・プローブです。
特長
デジタルとアナログ技術の強力な連携を備え、ネットワークの設置、メンテナンス、変更時に起こりうる一般的なインフラ問題を解決できるのは、IntelliTone™ Pro トーナーとプローブだけです。
1 台のツールでデジタルおよびアナログのトーン信号発生
今日のマスメディア網は、かつてないほどに多岐にわたっています。 ほとんどの建物には、電話、ツイストペア・データ、同軸、セキュリティ / アラーム配線の組合せがあります。 このように多様なケーブリングの集まりについて、配線や成端の適切さを検証するためには、異なる周波数、職場環境に合わせて最適化されたツールが必要です。 これまで、すべてのメタル線メディア・タイプとあらゆる環境下で動作する適切なテクノロジーを兼ね備える 1 台のツールはありませんでした。 IntelliTone Pro は、最先端のデジタルおよびアナログ・シグナリングを組み合わせることで、アプリケーションまたは環境に関わらず事実上あらゆるケーブルの検証を可能にし、この問題を克服しました。
デジタルを使用する場合
IntelliTone Pro のデジタル・エンコード信号は、主として、ハイグレードなデータ・ケーブリング (Cat 5e/6/6a) やアクティブなネットワーク環境下で使用するのが良いでしょう。 この信号は、ケーブル・プラントが伝達する高周波数データと一致する高周波数で作動します。このため、トーンは、イーサネット・スイッチの競合するデータ信号およびアグレッシブな低周波数の成端を克服できるようになっています。したがって、設置またはトラブルシューティングの間、LAN ケーブリング技術者は、瞬時に的確なケーブルでゼロに設定することができます。
さらに、デジタル・トーン信号発生は、ケーブルを検出したとき、ケーブル・ワイヤー・マップを表示するため、特に短絡、開回路、誤配線の確認に有効です。 IntelliTone Pro 200 プローブには、RJ45 入力ポートと CableMap 機能があり、パッチパネルまたは壁のポートに直接差し込むことができます。 このワイヤーマップ・テストの利点は 2 つあります。 トーナーとワイヤマッパーの両方は必要ないこと、そして、100 パーセントの確信を持って、正しいケーブルを見つけ出すことができることです。
アナログを使用する場合
IntelliTone Pro の SmartTone アナログ・トーニングは、音声グレードのケーブリング(Cat 3 以下)、同軸、セキュリティ / アラーム、スピーカー配線に使用することができます。 これらのケーブルは、低周波数送信用に最適化されているため、低周波数トーンによって、切り分けは一層簡単となります。 さらに、アナログ・トーニングは、電子機器からの比較的干渉が弱いエリアで使用すべきです。 干渉が強い環境下には、デジタルの方が優れています。
設置中、SmartTone アナログ・トーニングは、各ワイヤー・ペアの設置に関し、もどかしい推測作業がいりません。 SmartTone アナログ信号は、テスト対象のペアが共に短絡しているたびに「音」を変化させます。 そのため、通信技術者は、ジャックまたはブロックにパンチダウンする前に、個々のワイヤー・ペアを識別するための明確な方法を得ることができます。
成端されたケーブルの切り分け
IntelliTone™ Pro のトーナーは、ツイストペア・ケーブル 独自の特性を利用して、信号漏れの影響を最小限に抑える補正信号を生成します。IntelliTone™ Pro プローブのスマート・デジタル信号処理は、音声と LED による視覚表示により、この補正信号を識別するため、束の中から、またはパッチパネル上から、正しいケーブルをすばやく切り分けることが可能です。IntelliTone™ は、混乱しがちなケーブル識別に費やしていた時間を削減します。また、最初から信頼性の高い結果を得ることができます。
個々ワイヤー・ペアの切り分け
旧式の アナログ・トーナーおよびプローブ では、ペア同士の信号漏れのために、ワイヤー・ペア毎に正確に切り分けることは、ほとんど不可能でした。 結果的に多くの場合、最初、ワイヤー・ペアは誤配線され、成端されていました。誤った成端のやり直しや新規配線は、莫大な時間と費用を無駄にしました。 IntelliTone Pro の SmartTone アナログ技術では、試験対象のペアの位置確認を行った場合、明確な確証が得られるため、推測による作業をなくし、精度を向上させます。 試験対象ペアが短絡しているとき、トーンの調子は変化します。 違いは劇的です。
IntelliTone の強力な診断機能は、ケーブルの移動、増設、あるいは変更時のコールバックを解消します。IntelliTone Pro200 プローブの特徴は、ツイストペア・ケーブルによくある誤配線を識別する CABLEMAP 機能です。InteliTone 技術は、各コンダクタの終端間の導通を自動的にテストし、LED ライトとトーン信号で開回路、短絡、対反転などの配線ミスを明確に識別します。
近代のネットワーク・デバイスはケーブル接続ポートに先進的な終端の仕組みを使用しています。この終端は、ケーブルのノイズや漏話を削減すると同時に、アナログ・トーナー信号をも吸収するため、アナログ音声プローブによる接続ケーブルの検出を不可能にします。結果として、アナログ技術による分類のないネットワークの検出には、何時間も必要になります。アナログ信号とは異なり、IntelliTone のデジタル信号は共通モード終端であっても、強力なままです。さらに、IntelliTone Pro トーナーは、個別ケーブル・コンダクタのトーン処理を自動化し、すばやく効率的かつ安全にアクティブなネットワーク上のケーブルを検出します。
IntelliTone Pro 200 トーナーおよびプローブによる強力な診断能力により、移動、追加、および変更を遂行できます
トーニング – InteliTone は、移動、追加、および変更の実施に伴う機器クローゼット内のケーブルの位置特定が簡単にできます。未接続ケーブルは、漏れの存在によって即座に分離されます。
ケーブルマップ – IntelliTone Pro 200 プローブ機能の CABLEMAP 能力は、ツイスト・ペアー・ケーブルの一般的な配線ミスを識別できます。TIA568 配線規定によるピンごとの配線確認ができます。オープン、ショート、配線ミスを正確に判断できます。LED ライトと専用トーン信号により誤配線を明確に識別します。内蔵のケーブルマップ機能により、別のツールを持っていく必要がなく、さらにマッパーとトーナーを取り替えるために遠端側に戻る必要がありません。IntelliTone Pro 200 キットはカテゴリー 5 ケーブルの位置特定とマップ機能を備えた一体型ツールです。スイッチに接続されている場合や移動、追加、および変更後のリンク・サービスの確認も行えます。
イーサネット・サービスの確認 - リンク・パルスは正確か、アップリンク・ポートの交差ケーブルによるリバースか、あるいは MDIX 対応か?情報コンセントに提供されている活動中のイーサネット・サービスを識別することができます。LED ライトは、通常、反転、あるいは MDIX イーサネット・リンク接続性の提供を表示することができます。
モデル名およびアクセサリー
モデル名
アクセサリー
仕様
一般仕様
作動温度
0 °C ~ 40°C (32 °F ~ 104 °F)
保管温度
- 20°C ~ +60 °C (4 °F ~ +140 °F)
稼動時相対湿度(%RH 結露なし)
95 % (10 °C ~ 35 °C、50 °F ~ 95 °F)
75 % (35 °C ~ 40 °C、95 °F ~ 104 °F)、規定なし < 10 °C (< 50 °F)
振動
ランダム、2 g、5 Hz ~ 500 Hz
衝撃
1m の落下試験
安全性
EN 61010-1、カテゴリ:なし
高度
3000 m
EMC
EN 61326-1、FCC Part 15 B
バッテリー・タイプおよび寿命
9 V アルカリ(NEDA 1604A または IEC 6LR61)、
通常使用時 20 時間
用途
メタル線ケーブル・メディア、75 または 50 Ω 同軸ケーブル、2 つのコンダクタ・コントロール、セキュリティ、包括的ケーブル。10 Base-T または 10/100 Base-T データコム・ネットワーク。UTPケーブル。シールド付きツイストペア(IntelliTone Pro 200 のケーブルマップ機能でサポート)。
トーナーの仕様
寸法
14.1 cm x 7.5 cm x 3.2 cm (5.54 in x 2.94 in x 1.25 in)
ディスプレイ
LED
制御
サムホイール・スイッチ
トーナー・インターフェース
メイン Mod8 ポート(UTP/STP ケーブルの 4 ペアすべてにトーン生成)。同軸ケーブル用 F コネクターとバナナ・ジャック・プラグ (2) - 2 コンダクタ・ワイヤリング
トーナー周波数
IntelliTone™ 信号:コード化デジタル信号
アナログ SmartTone 信号:500 ~ 1200Hz、4 種類
出力
5 V p-p
自動電源遮断
作動停止の 2 1/2 時間後、自動的にオフ状態になります。
プローブ仕様
寸法
22.2 cm x 4.8 cm x 3.2 cm
ディスプレイ
(8) LED インジケーター、同期 LED インジケーター
音声
IntelliTone:マイクロプロセッサ制御によるオーディオ・ファイル
アナログ:検出されたトーナー信号
制御
サムホイール・スイッチ、ボリューム制御ホイール
トーン検出
IntelliTone™ のデジタル信号と 1 kHz アナログ・トーン信号の検出
アナログ SmartTone 信号 (500 ~1200 Hz) および
その他のアナログ・トーナーを検出します。
プローブ・インターフェース
メイン Mod8 ポート (UTP/STP ケーブルの全 4 ペアに対するケーブルマップ用)
自動電源遮断
作動停止の 1 時間後、自動的にオフ状態になります。
資料
ユーザーズ・ドキュメンテーション