ケーブル設置ツール

ケーブル配線ツールの概要

効率はケーブルのインストール時に非常に重要です。配線およびケーブル・ネットワークの拡大は、重要な電力や通信サービスを提供し、契約者の時間に対する需要を増加させています。配線の敷設工事担当者および保守担当者の、より迅速かつ経済的に新しいラインを敷設、修理したいという願いは高まっています。       

このページに記載されていること

該当する役割と業務

あなたがこれらの役割で作業する場合、この情報は特に役立ちます。

ネットワーク配線事業者および設置事業者
ネットワーク・エンジニア

正しい成端ツールを使用すると、Cat 5(e) ジャックを 6 ~ 8 倍高速設置できるために生産性が向上します。パンチダウン・ツールによって精度と信頼性が向上し、作業のやり直しを減らすことができるため、顧客の信頼度が高まります。

通信ケーブルの成端用のパンチダウン・ツールには次の 3 種類があります: マニュアル、インパクト、およびマルチワイヤー。任意のコンダクターがパンチダウンされている場合、力でコンダクターを固定する必要があります。それには、次の 2 つの方法のいずれかが用いられます。非インパクト・ツールを使用し、敷設工事担当者が手や腕を使った人間の力でコンダクターを固定する、またはインパクト・ツールの使用。基本的なインパクト・ツールには、非常に小さな力をもって敷設工事担当者により圧縮することができるバネ・ヘッドが付いています。スプリングが十分圧縮されると、自動的にリリースされて、その力がインパクト・ツールのヘッドに伝わり、コンダクターを固定します。JackRapid などの高級マルチワイヤー・ツールは、あらゆるペアーをひと捻りで終端できるので手の疲労が軽減されます。

大半のインパクト・ツールは、使用しているケーブリング・システムに応じていくつもの替え刃を備えています。インパクト・ツールの利点は速さと、使いやすさ、そして均一な成端です。このツールは、各ワイヤーをスロットに押し込んで恒久的に接続します。高度なパンチダウン・ツールは、ワイヤーがコネクターに押し込まれた時点で余分なワイヤーをカットするブレードが組み込まれています。これ以外のツールの場合は、余分なワイヤーをカッターで切断する必要があり、余分な工程が発生します。

新しいパンチダウン・ツールは、人間工学に基づいた使いやすいハンドルにより、内蔵ベッドがその場所にジャックを保持するのに役立ちます。その他の新機能として、複数のジャック・タイプで使用するための交換可能なブレード・ヘッドと、近接した壁での敷設作業に対応する壁に優しい設計となっています。

先進的なパンチ・ツールの使用は、まず、配線スキームの場所を決定して、ケーブル・ジャケットを取り除き、それぞれのスロットに 8 本の配線を配置してから、ジャックをツールに挿入させます。トリガーが完全に引かれた後、ワイヤーは固定され、きれいに成端されます。そして、ハンドルを放すと、ジャックはツールから外れます。 目視によって適切な​​成端を確認したら、一般的な手直し手順に従ってください。すばやく確実な成端と、再作業不要という特徴を兼ね備えているため、設置コストは 80 % も削減することができます。

ツール・キットとパンチダウン・ツールに加えて、ケーブルの配線に利用できるハンド・ツールをたくさん揃えています。業務用ハサミは、素早くきれいに、しかも安全にカットできます。どんな業務でも、ケーブルのカットや余分なワイヤーの切断は必要です。半分の力で 1 ~ 1.5 倍の切断力を発揮するユニークな人間工学に基づく設計ハンドルを持つ特別なツールもあります。ハンドルの特別な「テイル」が、テコの原理で力を大きくするため、手の疲労を最小限にします。また、調節可能なゲージのついたケーブル・ストリッパーはあらゆる配線作業に必須です。高品質のケーブル・ストリッパーは、あらゆるアンシールド・ツイスト・ペアー、シールド付きツイスト・ペアー、マルチコア・ケーブルから、外部の絶縁体を素早く、簡単に取り除けます。深さゲージと長さの調整をチェックするための基準により常に安定的な結果を確保し、業務の品質向上を図ります。ポケット・ナイフやハサミなどを使用する方法では、ケーブル・シースを必要以上に剥がし、ケーブル自体を損傷することがあります。ケーブルの敷設時に便利なその他のツールとして、電話ボックスや架台へのアクセス用の圧着プライヤーケーブル・スプライシング・ナイフカン・レンチ、危険な電圧から身を守るための検電器、電話用プラグ用のモジュラー・クリンパー、接続の緩みや破損を確認するプローブ・ピックなどがあります。

敷設工事が完了すると、品質のテストを行い、お客様に受け渡す必要があります。携帯型の試験器 (テスト・ツールとして知られている) の価格や性能、適用対象は様々です。それらのテスト・ツールが実行する目的に応じて、検査、検証、あるいは認証などの階層的カテゴリーに分類できます。基本の検査テスト・ツールを使用すると、ケーブル敷設後の誤接続などの基本的な配線異常、断線、短絡、および対分割を探すことができます。ただし、ケーブル・メーカーのバックアップ保証を提供する場合は、製造元によって承認された認証ツールを使用する必要があります。それ以外はお客様に唯一の保証責任が掛かります。テスターのクラスと、ケーブルの敷設後に、どのテスターで要望に適用するテストが可能であるかといったそれぞれの詳細については、ケーブル・テストのページをご覧ください。

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