アーキテクト、コンサルタント、およびデザイナー
今日の基幹ネットワークを構成する LAN を安定に運用するには、信頼性の高いケーブルプラントを設計、敷設、そして維持管理することが必要不可欠です。エンドユーザー組織、建築主、資産家、敷設事業者は、通信製品やサービスの解析、設計、アドバイスを求めて、ネットワーク・ケーブル配線サービスの専門ケーブル・コンサルタントとしてあなたを雇用するのです。フルーク・ネットワークスは、ネットワーク配線のアーキテクト、ネットワーク設計者、およびケーブル・コンサルタント向けにネットワーク・ケーブル配線サービス用のさまざまなツールを提供しています。フルーク・ネットワークスのツールで、ネットワーク配線サービスの効率性を向上できます。
アーキテクト、コンサルタント、およびデザイナー
主な問題
ケーブルおよびネットワークのテスト
新しい規格、パフォーマンス要件、最新技術や業界情報などについて最新の動向を常に把握しておくことが成功の鍵となります。
このページでは、次世代ケーブルシステムの設計やテストに活用できる最新のトレンドと技術、そして関連する国内および国際通信規格を確認し、最も一般的に利用されている情報を紹介します。
技術仕様
見積り要求 (RFQ) の準備、またはツイストペア銅線ケーブリングの設置とファイバー・ケーブリングの設置に関する契約仕様の準備にお役立ていただくため、一般的なガイドラインとしてこの作業指示書 (SOW) をご利用ください。
ベストプラクティス
カテゴリ 8 配線を規定するケーブル配線規格 ANSI/TIA-568-C.2-1
TIA TR-42.7 メタル配線分科委員会は最近、現在開発中の IEEE 25GBASE-T および 40GBASE-T のアプリケーションをサポートするための最新のツイストペア・カッパー・システム、カテゴリ 8 配線(TIA 568 C.2-1)の仕様を承認しました。
現在、フィールド試験のほか、フィールド・テスターがカテゴリー 8 のケーブル配線の認証を行うために必要な精度要件を定義する ANSI/TIA-1152 規格のアップデートを待っていることろです。
TIA によると、今日実際に敷設できるケーブルで最もパフォーマンスが高いのはカテゴリ 6a です。
詳しくは、「カテゴリー 8 が承認。今後の展開。」を参照してください。
802.11ac 無線アクセスポイントのケーブル配線
ギガビット WiFi としても知られる 802.11ac は、無線デバイスへのスループットのギガビット超えを実現する WiFi テクノロジーの進歩を示しています。複数のラジオを搭載する 802.11ac 無線アクセスポイントがあれば、1GBase-T の速度しかサポートしないケーブル配線がネットワークのボトルネックになることが現実に起こりえます。
新規の無線導入の場合は、最高 10 Gbps の通信速度を可能にするカテゴリー 6a のケーブル配線が最低必要になります。カテゴリ 6a は、24 AWG よりも直径が大きい 23 AWG の利点を持ち、より高いレベルの PoE をサポートすることができます。
Cat 5e または Cat 6 コンポーネントで配線された既存の無線アクセス・ポイントについては、既設のケーブルで 2.5 または 5 Gbps の速度をサポートできる nBase-T が注目されています。既設ケーブルでより高速なスピードをサポートできるかどうかは、ケーブルの長さと他のケーブルとのバンドリング状態に依存します。
詳しくは、「NBASE-T Alliance がケーブル設備の NBASE-T への準備状況を評価するためのガイドラインを発表」を参照してください。
光ファイバー・ネットワークの敷設と認証試験に関する最新情報
ネットワークの配線認証とは、ネットワークの配線性能を示す電気的パラメータを測定し、その結果を業界またはユーザーによって規定された規格値と比較するプロセスを意味します。「平衡ツイストペア配線向けのフィールドテスト装置および測定の要件」の TIA-1152 規格は、ANSI/TIA 568-C.2 規格から分離されました。同配線の設計とパフォーマンスは、568 規格で定義され、1152 はテスターのパフォーマンスについて規定しています。
すべての光ファイバー配線リンクに対して、基本的な試験である Tier 1 (ティアーワン)ファイバー認証が要求されています。Tier 1 試験とは、減衰(挿入損失)、長さ、極性を指します。Tier 1試験を実施する場合、各ファイバー・リンクについて減衰を測定し、結果を文書化します。この試験では、すぐに使用するアプリケーションのための最大許容損失予定を、ファイバー リンクが下回ることを確認します。
拡張認証、すなわち Tier 2 光ファイバー認証は、Tier 1 試験を補うために、各ファイバー・リンクのOTDR (光パルス試験器) トレース試験を追加したものです。OTDR のトレースは長さに伴うファイバー ケーブルの減衰をグラフ化したものです。トレース特性の均一性の欠如箇所を調べることで、リンク・コンポーネント(ケーブル、コネクター、スプライス)のパフォーマンスと敷設品質を直感的に見抜くことができます。OTDR トレースは、挿入損失測定の必要性に代わるものではありませんが、ファイバー・リンクの補足的な評価に使用されます。この試験は、敷設の作業技量や品質が、現在および将来のアプリケーションの設計要件と保証仕様を満たすことを証明してくれます。
OTDR トレースは、損失 / 長さ (tier 1) 試験のみを実施する場合に目に見えない個々のイベント特性を調べる上で役立ちます。完璧な光ファイバー認証によってのみ、敷設事業者は、ファイバー敷設が確実にその性能を満たしていることを把握できるとともに、ネットワーク・オーナーは、敷設されたリンクが高品質なものであるということが確認できます。OTDR トレースを正確なものにするには、後方散乱係数の変動を補正するために、双方向で測定することが推奨されます。
ケーブル・ネットワーク・ソリューション
DSX-5000 CableAnalyzer™ – メタル線の認証プロセスのあらゆる手順を高速化します
- Versiv™ のモジュール化設計により、メタル線の認証試験、光ファイバー損失測定、OTDR 試験、および Wi-Fi 解析をサポート
- Cat 6A、クラス FA およびすべての現行規格で比類ないスピードを発揮
- ProjeX™ 管理システムは、セットアップからシステム承認までの作業要件と進行状況を管理して、すべての試験が正常に完了したことを確認
- Taptive™ ユーザー・インターフェースによりセットアップを簡素化し、エラーを排除
- LinkWare™ PC 管理ソフトウェアで、試験結果を解析し、専門的な試験レポートを作成
- クロストーク、リターン・ロス、シールド障害などの配線不良障害の原因をグラフィカルに表示し、トラブルシューティングを迅速化
OptiFiber Pro OTDR - 企業向けに設計された OptiFiber Pro は、企業のファイバー・テスト用に新たに作られた業界初の OTDR です。
OptiFiber® Pro OTDR - 企業向けに設計された OptiFiber Pro は、企業のファイバー・テスト用に新たに作られた業界初の OTDR です。
OptiFiber Pro は、生産性を高め、ネットワークの信頼性を向上させながら、コストを削減することに重点を置いて設計されています。
- スマートフォン感覚のユーザー・インターフェースを備えた最初の OTDR
- 業界で最も短いイベント・デッド・ゾーンと減衰デッド・ゾーン
- 最速のセットアップとトレース時間でファイバー認証を迅速化
- プロジェクトおよびユーザーごとに構成をカスタマイズすることができるため、リソースの稼働率を改善
- 「DataCenter OTDR™」モードと EventMap™ ビューによる操作の簡素化
- プロジェクトごとにフォルダをカスタマイズ可能
専門家に相談する
Jim Davis
北米・中南米担当、地域マーケティング・エンジニア
Jim Davis は、25 年以上もケーブル配線業界に携わっています。ここ 18 年間はフルーク・ネットワークスで勤めており、中南米の営業担当ディレクターからはじめ、最近では地域マーケティング・エンジニアの仕事をしています。
Jim は、過去には国際ケーブル配線規格委員会の一員を務め、業界展示会で何度も講演をしており、多数のメーカー主催の会議に参加しています。
彼の目標は、業界、市場、そして研究室の体験を一般ユーザーにも理解できるように提供することです。
Wayne Allen
アジア太平洋担当、地域マーケティング・エンジニア
Wayne は、フルーク・ネットワークスの経験豊かな一員として、26 年にもわたり、さまざまな役割でフルークおよびフルーク製品に携わってきました。現在は、アジア太平洋地域の製品マーケティング・エンジニアとして、同地域のフルーク・ネットワークス製品のプリセールスおよびテクニカル・サポートを担当しています。
Wayne は、当初は Philips Scientific に入社し、1989 年に Industrial Electronics (当時のオーストラリアおよびニュージーランドのフルーク製品の代理店で、1990 年にフルークの一部となる)に転職しました。Philips に入社する前は、国防省で 12 年間勤め、軍事通信のスペシャリストとしてさまざまな技術的役割を担っていました。
Christian Schillab
欧州・中東担当、地域マーケティング・エンジニア
Christian Schillab は、1997 年以来、メディア・テスト製品のマーケティング・エンジニアとして、Fluke Networks Europe で働いています。ドイツ規格 DKE/GAK 715.3.2 および AK 651.2.1 の一員として、フィールド試験およびコンポーネント試験の分野のエキスパートとして積極的に活動し、それ以前はフレームリレーや ATM 会議にも参加していました。これまで彼は、Spectron、NAVTEL、および Nextest など、通信テストおよび測定製品のさまざまな北米メーカーで勤め、欧州、中東、およびアフリカで営業、マーケティング、市場開発を担当してきました。
関連リソースとダウンロード
フルーク・ネットワークスは、顧客が(アーキテクト、コンサルタントおよびデザイナー)の課題を解決するのに役立つ多くのリソースを提供しています。簡単な登録が必要なものもあります。他のトピックについては、ウェブキャスト、ホワイトペーパー、およびアプリケーション・ノートの詳しいリストをご覧ください。
住宅用ケーブリングの仕様
RFQ の準備、またはツイストペア銅線ケーブリングの設置とファイバー・ケーブリングの設置に関する契約仕様の準備にお役立ていただくため、一般的なガイドラインとしてこの作業指示書 (SOW) をご利用ください。
ISO/IEC 11801 ファイバー敷設試験要件
RFQ の準備、またはツイストペア銅線ケーブリングの設置とファイバー・ケーブリングの設置に関する契約仕様の準備にお役立ていただくため、一般的なガイドラインとしてこの作業指示書 (SOW) をご利用ください。
Fiber (TIA) フィールド試験仕様
RFQ の準備、またはツイストペア銅線ケーブリングの設置とファイバー・ケーブリングの設置に関する契約仕様の準備にお役立ていただくため、一般的なガイドラインとしてこの作業指示書 (SOW) をご利用ください。
ANSI/TIA 568.2-D Cat 6A フィールド試験仕様
ANSI/TIA 568.2-D Cat 6 フィールド試験仕様
ANSI/TIA 568.2-D Cat 5e フィールド試験仕様
SYSTIMAX® 高速移行ソリューションのためのテスト戦略
SYSTIMAX 計算機は、SYSTIMAX 低損失および超低損失システムの総リンク損失パフォーマンスを正確に計算します。フルーク・ネットワークスの Versiv に SYSTIMAX リンク損失計算機を組み込むことで、シングルモードおよびマルチモード・ファイバー・システムのパフォーマンスの保証認証を自動化できます。
NBASE-T のパフォーマンスおよびケーブリングのガイドライン
既存のケーブル配線上に 802.11ac を展開したいと検討している方は、NBASE-T の進展を見守っていることでしょう。NBASE-T は、既存の Cat 5e または 6 ケーブル配線上で高速な 802.11ac アクセスポイントをサポートするために、最大 5 Gbps のスピードを提供することを約束するテクノロジーです。
敷設済み光ファイバー・ケーブルのフィールド・テスト
Legrand/Ortronics とフルーク・ネットワークスにより共同制作されたこのホワイトペーパーでは、設置済みの光ファイバー・ケーブルでフィールド・テストを行う技術者のためのベストプラクティスを検討しています。
低コストのケーブルテスターがもたらす高コスト
本書では、「低コスト」テスターを使用した場合に直面する、隠れた無数の高額なコストの存在を明らかにします。
仮想化データセンターでの接続性
Broadcom Corporation とフルーク・ネットワークスが作成したこのホワイトペーパーでは、データセンターの接続性の新しい選択肢を比較し、ネットワークによって仮想サービスを展開するための確かな基盤を提供する際に役立つテスト方法について説明します。
ケーブルの認定がこれまでより重要である 6 つの理由
経済混乱によって、IT 部門で使用されているサービスの価値が注目されるようになっています。その中でも、企業ネットワーク・インフラの展開と維持に使用されるサービスが特に注目されています。インフラには、メタル線およびファイバー・ケーブルが含まれます。インフラはネットワークの基盤と言えます。本書では、ケーブル認証によって得られる特定の利益や、ネットワーク・オーナーが得る利益の量について特定します。
ファイバーの健全性を保証する
LAN インフラストラクチャのテストおよびトラブルシューティングを考慮した OTDR の選択方法
10 ギガビット・イーサネット
ツイストペア・ケーブリングのパフォーマンス要件の概要と、敷設済みケーブリング・システムに関するパフォーマンスの測定および認証の方法
802.11n 無線アクセスポイントのケーブル設備
802.11n は無線 LAN の新しい規格です。2008 年に、IEEE は正式に 802.11n を承認する予定です。企業では、802.11n を導入するきっかけとしてこの承認を利用し、これを大規模に展開していくでしょう。802.11n によって実現した、さらに高いビット・レートが、メタル配線設備の需要を著しく高めるということをご存知でしょうか。このホワイトペーパーでは、配線敷設業者や企業が無線 LAN の高速化の波に備えるべき多くの選択肢やプランニングについて説明しています。
複雑な産業用イーサネット規格の中であなたにあった方法を見つけます
産業用オートメーション・コントロール・エンジニアまたは産業用ネットワークの設計および敷設に携わる技術者であれば、国際的、地域的、全国的、および業界団体によって記述された途方に暮れるような規格にすぐに直面することでしょう。このホワイト・ペーパーでは、このような規格が急増した原因についてこれまでの経過を説明します。
工業用イーサネット・コンポーネントを選択する際の標準的なロールプレイ
現在、米国の産業部門では、できる限りのコスト意識、コスト削減、豊富な価値に重点を置いています。この取り組みは、効率的な生産から始まります。ビジネス・モデルで、生産の持続や複数の起動と終了のプロセスが必要かどうかに関係なく、多くの場合、装置やインフラによって設計やメンテナンスの要件が異なります。これにより、新しいシステムの設計、その設計を維持するシステム・インテグレーター、およびこれらのシステムを所有するプライベート・ネットワーク・オーナーなどが影響を受けます。
Encircled Flux - 多重モードの試験精度における新しい標準
「2 つの異なる設備ベンダーの光源を使用して、マルチモードの光ファイバー・リンクをテストしたことはありますか?別の光源を使用するだけで、損失測定が 50% も異なることがわかるでしょう。」
光ファイバー・テストの成功事例
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