ペア線間の DC 抵抗アンバランス - DSX CableAnalyzer

この試験は、選択したテスト・リミットのリミット名に (+ すべて) が含まれている場合に、自動的に表示されます。IEEE 802.3bt のすべてのリミットについても表示されます。

DSX ケーブルアナライザーでは、これは P2P UBL (ペア・ツー・ペア・アンバランス)と表示されます。これは現在策定が進められている ANSI/TIA-568-C.2-1 の新しい要件です。IEEE 802.3bt を完全にサポートするために必要で、PoE++ とも呼ばれています。60 ワットを給電するためには、対線間の直流並列抵抗不平衡が 7% すなわち 50 mΩ を超えてはいけません。フィールド試験の目的上、200 mΩ 未満の値は 200 mΩ のリミット値として表示されます。

対線間の直流抵抗アンバランスを計算するため、DSX ケーブルアナライザーは各ペア線の抵抗を個別に測定します。この手法は、導体間の直流抵抗アンバランスの計算にも使用されます。対線間の直流抵抗アンバランスは導体間の直流ループ抵抗からでも概算できますが、導体間の直流抵抗アンバランスは無視できると仮定されます。しかし、常にそうとは限りません。導体間の直流抵抗アンバランスを考慮に入れなければ、この現場の例が示すように、異なる数値/結果になる可能性があります。

    

この例では、対線間の直流抵抗アンバランス 1,2-3,6 が 0.11 Ω と報告されました。DSX ケーブルアナライザーは、どのように 0.11 Ω を算出したのでしょうか?

最初のステップは、ペア線 1,2 の並列抵抗の計算です。式は R1 * R2 / R1+R2 で、1 は導体 1 の抵抗で、R2 は同じペア線の導体 2 の抵抗です。

 

ここから対線 1,2-3,6 間の直流抵抗アンバランスを次のように計算します。 |0.22 Ω - 0.33 Ω| = 0.11 Ω

対線間の直流抵抗アンバランスは直流ループ抵抗のみから概算され、結果は 0.23 Ω になります。