フルーク・ネットワークスは、モジュラー・プラグ成端リンクの認証をサポートする新しい Versiv™ アダプターを発売しました。

2018 年 4 月 16 日 / ワシントン州エバレット

モノのインターネット、インテリジェント・ビル設計をサポートするための MPTL 接続規格

フルーク・ネットワークスは、Versiv DSX ケーブルアナライザー・シリーズ用の 3 つの新しいアダプターを発表しました。敷設者はこのアダプターを使用することで、ANSI-TIA568.2-D 草案規格に基づいてモジュラー・プラグ成端リンク (MPTL) ケーブル配線を認証できます。これら新しいアダプターは、カテゴリー 5e、6、および 6A のパフォーマンス・レベルをサポートし、DSX パーマネント・リンク・アダプター（すべての DSX CableAnalyzer モデルに付属）と組み合わせることで、MTPL 認証に使用できます。新しいアダプターはすべての DSX モデルに対応しています。

ネットワーク機器（フェース・プレートの取り付けや、機器コードを使った接続に向かない天井に設置される機器など）を接続する際、一般的な 4 コネクター・チャネルは必要がない場合があります。MPTL はこういった状況に対応するために開発されました。通信室のパッチ・パネルまたはゾーン・ボックスから 1 本のケーブルを配線し、プラグで成端された遠端の機器に直接接続することで、ワークエリアのコンセントや機器コードをなくすことができます。

Siemon のインテリジェント・ビル・グローバル開発マネージャーである Bob Allan 氏は、「IoT の普及に伴い、ますます多くの機器がネットワーク配線インフラを介して通信し、電力を受け取っています。「これらの機器の多くは、コンセントや機器コードを使ってネットワークに接続するのではなく、MPTL 構成を活用して迅速かつより効率的に接続されています。機器をネットワークに直接接続し、簡単に外れる機器コードをなくすことで、セキュリティが向上します」と言います。

高品質、高性能の IT インフラ・ソリューションの設計/開発において業界をリードする Siemon は先日、新しい Z-PLUG™ カテゴリー 6A フィールド成端プラグを発表しました。本製品を使用することで、高信頼性、高性能かつ迅速なプラグの成端が可能になり、今日のインテリジェント・ビルに展開されるさまざまな IP ベース機器および PoE 対応機器を接続する MPTL の距離をカスタマイズできます。

さらに Allan 氏は、「業界規格に基づいて MPTL 性能を適切にテスト/認証するには、適切なツールを使用することが重要です。「802.11ac Wi-Fi、LED 照明、防犯監視、ビル・オートメーション制御など、高速 10 ギガビット・アプリケーションや最新の 4ペア PoE アプリケーションを導入される当社のお客様に対して、こういった設備投資が利益に見合うことを保証する必要があります。そのためには、MPTL 性能の検証が不可欠です」と言います。

フルーク・ネットワークスの RCDD、マーケティング・ディレクターの Harley Lang は、「消費者や企業が安心して使用できる、現在そして未来の高度ネットワークと機器の最適性能を保証するために、フルーク・ネットワークスは業界団体やメーカーと密接に連携して MTPL などの規格を開発しました。「フルーク・ネットワークスの Versiv ケーブル認証システムは、ケーブル・メーカー 31 社によって承認されています。世界中の規格をサポートするこういった製品は、当社の業界へのコミットメントを示しています」と言います。

請負業者や敷設業者は、Versiv への投資によって大きな成果を得ています。ユーザーの 3 分の 2 以上が、テストに関連したエラーを減らし、全体収益の 10 パーセント増を実現しています。

フルーク・ネットワークスは、Versiv 製品に対する投資を継続し、カテゴリー 8 までのメタル配線認証、光ファイバー損失試験、OTDR、光ファイバーの検査と認証に必要な新しい機能を備えたモジュラー・プラットフォームをユーザーの皆様にご提供していきます。新しい MPTL アダプターは、Versiv DSX ケーブルアナライザー・シリーズおよび LinkWare ライブ（これまでに 1000 万件以上のテスト結果がアップロードされました）で使用するための新たなツールです。

製品の入手：新しい MPTL アダプターは、すべての Versiv DSX ケーブルアナライザー・モデルで使用できます。フルーク・ネットワークスの正規再販業者でお求めください。これらのオプションを使用するには、無料の Versiv-DSX ファームウェアの最新バージョンが必要です。 さらに詳しい情報については、 /datacom-cabling/Versiv/dsx-cableanalyzer-seriesをご覧ください。