フルーク・ネットワークスの新しい MPO 検査カメラで、端面全体から個々のファイバーまでを最速で確認

2019 年 3 月 5 日 / ワシントン州エバレット

新しいマルチ・カメラ設計、ジェスチャー操作による UI、人間工学に基づいた頑丈な設計により、これまでにない効率性と使いやすさを実現しています。

フルーク・ネットワークスは本日、業界で最も効率的なマルチ・ファイバー・プッシュ・オン (MPO) 端面検査カメラ、FI-3000 FiberInspector™ Pro を発表しました。MPO 技術では、最多 32 本のファイバーを一括接続して数百ギガビットの情報を送信できますが、光ファイバー障害の一番の原因である端面の汚れによって大きな影響を受けます。汚染を軽減することはできません。技術者は FI-3000 のライブ・ビュー機能を使ってファイバー端面を即時に表示し、ジェスチャー操作によるインターフェースを使って個々のファイバーを拡大したり、数秒で合否テストを実行したりできます。

高密度光相互接続の開発と販売における世界大手であり、MTP® 高性能 MPO コネクターを開発した US Conec の製品管理担当副社長、Mike Hughes 氏は、「データ・センターの高密度ネットワークの拡大、および FTTx（ファイバー・ツー・ザ・ホーム、オフィス、アンテナ）の普及により、MPO 技術が広く使用されるようになっています」と語ります。 「光ファイバー接続においては、肉眼では見えないわずかな汚れによっても間欠的なエラーが発生したり、あるいは全く機能しなくなることもあります。 このため、たとえ未使用の新しいケーブルであっても、接続する前に必ず光ファイバー相互接続を検査する必要があります」

エンジニアリング、IT および施設サービスの大手独立企業である Curran IT 社のシニア・オペレーション・マネージャー、Ed Wilson 氏は「FiberInspector Pro は、当社が評価した中で最も効率的な MPO コネクター検査ツールです」と述べています。 FI-3000 FiberInspector Pro は幅広い機能を備えているため、MPO トランクのテストを簡単かつ効率的に行えます。 オートフォーカス機能の付いたマルチ・カメラ設計により、スマートフォンや Versiv に端面全体のライブ・ビューを即時に表示できます。 「テスト」をタッチすると、IEC 61300-3-35 に適合した自動テストの合否結果を数秒で得ることができます（1 列または 2 列の構成、または 8、10、12、16 本のファイバー）。

「FI-3000 は、測定速度、ドキュメント作成、人間工学に基づいた設計など、さまざま画期的な特長を備えていますが、当社のベータ版ユーザーの評価が最も高かった機能はライブ・ビュー・ユーザー・インターフェースです」と、フルーク・ネットワークスのフィールド・マーケティング担当ディレクター、Harley Lang（RCDD）は述べます。「この機能により、接続してすぐにコネクター端面を確認し、ファイバーをタッチして拡大できます。認証後、合否結果の要約ビューから、ハイライト表示された欠陥のある各ファイバーの画像に切り替えて、簡単なジェスチャ操作でコネクター全体を横移動表示できます。このビューにより、MPO が接続に適した状態であることを確認できます。

FI-3000 は人間工学に基づいた独自の設計を採用し、背面にコントロール部を備えているため、片手で操作して、パネルやケーブルを簡単に検査できます。内蔵の PortBright™ 照明を使うと、暗い場所や配線の密集したパッチ・パネルでも正しいポートを簡単に見つけることができます。LED で合否条件を確認できるほか、便利な FI-3000 用ホルスターには光ファイバー・クリーニング用品も収納できます。

発売時、テスターを使用するには、iOS または Android スマート機器で FI-IN アプリを実行します。このアプリを使って結果を保存したり、画像や PDF レポートとして他の人と共有したりすることができます。今年後半から、FI-3000 は Versiv™ ケーブル配線認証システムと共に使用できます。これにより、Versiv ユーザーは、メタル/光ファイバー配線の損失、OTDR 測定と同じように、LinkWare PC または LinkWare Live を使用して検査レポートを生成し、1 つの完壁なプロジェクト・レポートに統合化できます。4 万人以上のユーザーに使用され、170 万件の結果がクラウドにアップロードされた LinkWare は、業界最先端のケーブル・テスト・レポート・ソリューションです。メタル/光ファイバー配線の損失、OTDR 測定、光ファイバー検査など、1 つのプロジェクトで実行されるすべてのテストを単一のレポートに統合できます。