Fiber QuickMap™
製品ハイライト
マルチモード・ファイバー用の距離および障害ロケーター
- マルチモード・ファイバー、50/125µm および 62.5/125 µm で動作
- 850 nm 出力波長最大 1,500 メートル (4,921 フィート) の光ファイバーを数秒以内で測定
- マルチモード光ファイバーの極端な曲げ、損失の大きな融着部分、破損およびコネクターの汚れた箇所を特定
- 高損失のスプライスの測定と場所の特定
- ファイバー末端部の場所の特定 詳細について >
- 接続部の汚れや不良による反射が原因でビット・エラー・レートが高くなっていると思われる原因箇所の発見
- テストの開始前にライブの光信号を検出
- 設定が簡単。ファイバーを接続して、テスト・ボタンを押すだけ。時間のかかる設定は不要
- 問題を迅速に発見。6 秒のテスト時間により、試行錯誤に頼る煩わしいトラブルシューティング作業から解放
- ファイバー長さの精度向上のために屈折率 (IOR) を変更
- 暗い場所でも見える。バックライト付きディスプレイは自動的にオフになります。
- 取り外し可能な SC アダプターは簡単に洗浄可能
- オプションの LC、ST、および FT 交換可能アダプターが利用可能
- 長い電池寿命、2 個の単 3 アルカリ電池で 1,500 回テスト(通常)
- 丈夫な構造、振動と落下テスト済み(最大 1 メートル)
製品のナビゲーション
概要
VFL は、接続不良部分および破損を照らし出すことにより、パッチ・パネル付近のファイバーの露出された長さに適しています。数メートルを超えるケーブル配線や、ケーブルが見えなかったり、ケーブルにアクセスできなかったりする場合、またはレーザー光がジャケットを透過できない場合にはあまり役に立ちません。
OTDR (光学時間領域反射率計) は、VFL の到達範囲を大きく超えて、ケーブル長全体のグラフィック・データと解析を提供しますが、値段が高く、操作に時間がかかり、またスキルを必要とします。
Fiber QuickMap は、VFL と OTDR のギャップを埋めるものです。これらのモデルは、VFL のシンプルさを保ちつつ、高損失、破損、ファイバー・エンドの距離とパワー情報を提供します。また、ライブ・ファイバーも識別します。
特長
光ファイバー・ケーブルのコネクター反射は一般的な現象ですが、その値が大きい場合 (特に高帯域 (10+ Gbps) システムにおいて) は、実際に問題を起こすこともあります。過度の反射 (通常は端面の汚れや研磨不良による) は、ファイバー光源の出力低下を引き起こし、結果的にビット・エラー問題につながりかねません。大きな反射の箇所を測定し、特定できることは、ネットワーク・パフォーマンスの最適化に役立ちます。
企業ネットワークで使用されている光ファイバー・ネットワーク不良の多くが損失により発生するため、マルチモード・チャネル内の損失インシデントを検出することは極めて重要なことです。これらの極端な曲げ、汚れ、あるいは光ファイバー端面の破損などによる大きなロスは、可視光源、懐中電灯、および光パワー・メーターでは確認できません。しかし、Fiber QuickMap を使用すれば、素早く損失検出のしきい値を設定し、すべての損失を示すインシデントを見つけ、そしてその場所を特定できます。
光ファイバー障害の多くがエンタープライズ環境で発生するため、チャネル内のすべての接続部のインシデントに対する洞察力をもつことは不可欠です。Fiber QuickMap トラブルシューターは、リンク末端(あるいは破損箇所)にわたり、複数*の接続インシデントまでのそれぞれの距離を表示します。
*インシデントは最大 9 箇所まで表示することができます。Fiber QuickMap は、箱から取り出し特別な設定なしに、すぐに使用できます。単純に電源をオンして、テストしたいマルチモード・リンクに接続します。そして、”TEST” ボタンを押すだけで、素早いトラブルシューティング、あるいはチャネル全体にわたって、その接続性に関する状態を一目で把握することができます。機器の設定、光ファイバーのタイプ、あるいは規格などの選択などに時間を費やす必要はありません。
チャネルの片端から試験する機器である Fiber QuickMap トラブルシューターは、トラブルシューティングの時間を数時間から数秒に削減します。平均 6 秒のテスト時間により、マルチモード光ファイバー・ケーブルのすべての問題のありかを突き止め、解決するために必要な見やすいデータを素早く表示します。トラブルシューティングに使用する通常のツールは、一般的に非効率的、非効果的、あるいはその両方に当てはまります。可視光源、レーザー光源、あるいは懐中電灯は容易に使用できる一方で、トラブルシューティングにおけるその能力は、極めて限られています。つまり、損失の疑いのある、あるいは反射が発生していると考えられる箇所の区別ができません。また、すべての障害箇所にわたってその障害箇所を追跡しながら、常に、配線を目視し続けることが必要です。この作業は、時間を集中的に割かれるばかりでなく、リンクが床タイルの下、壁の後ろ、あるいは床下にあるデータ・センターおよびキャンパス環境の多くにおいては、非現実的なものです。光パワー・メーターおよび光源は、チャネル全体のパワーとロスを確認するテストに最適です。しかし、トラブルシューティングには非効率的です。すなわち、チャネルの長さおよびリンクの数によっては、数時間もかかることもあるチャネルの試験をリンク毎に順次行わなければならないからです。
モデル名およびアクセサリー
モデル名
FQM-100-M-VFL ゴールド・サポート
マルチモード・ファイバー・フォルト・ロケーター・ユニット、ネジ留め交換可能 SC アダプター、UPC-UPC 2 メートル・パッチ・コード、キャリング・ケース、4 か国語のクイック・リファレンス・ガイド(9 か国語のマニュアルがオンラインで入手可能)、安全指示マニュアル、およびバッテリーが付属。VisiFault ビジュアル・フォルト・ロケーター(2.5mm ユニバーサル・アダプター付き)付き 写真参照
GLD-FQM-100-M-VFL
FQM-100-M-VFL 用の 1 年間のゴールド・サポート
アクセサリー
マルチモード・ランチ・ケーブル 50 µm SC/LC
マルチモード・ランチ・ケーブル 50 µm LC/LC
マルチモード・ランチ・ケーブル 62.5 µm SC/LC
マルチモード・ランチ・ケーブル 62.5 µm LC/LC
仕様
モデル名
バッテリーでの稼動温度
0ºC ~ 50ºC
保管温度
-20ºC ~ 60ºC
操作相対湿度(結露なし)
95%(10ºC ~ 35ºC)75%(35ºC ~ 40ºC) 非制御 < 10ºC
振動
ランダム、5 Hz ~ 500 Hz、MIL-PRF- 28800F CLASS 2
衝撃
1 メートルの落下テスト
高度
3000m
EMC
EN 61326-1:2004
バッテリー・タイプ
単 3 アルカリ電池 2 個 (バッテリー充電器なし)
バッテリー使用時間
1500 テスト(代表値)
レーザー安全性
クラス I CDRH は EN 60825-2に適合
LCD タイプ
白黒 (セグメント)、バックライト付
屈折率範囲
1.45 ~ 1.5 (工場出荷時のデフォルトは1.496)
自動電源オフ
キーが押されない場合、5 分後に電源が自動的にオフになります。最初にバックライトがオフになります。
工場の校正周期
なし
出力波長
850 nm ± 10 nm
レーザー・クラス
クラス I CDRH は EN 60825-2に適合
ダイナミック・レンジ
>11 dBm
最大距離
1500 メートルまたは 4921 フィート
インシデントの最大表示数
9
距離精度(0 ~ 1500 m または 0 ft ~4921 ft)
反射インシデント ±(1 m + 0.1 % x 長さ) 1、非反射インシデント ±(3 m + 0.1 % x 長さ)2
テスト速度
< 6 秒の典型
コネクター
着脱式/クリーニング可 SC アダプタ、UPC 研磨
テスト済みファイバー・タイプ
50/125 µm あるいは 62.5/125 µm マルチモード
反射インシデントの検出3
-35 dB デフォルトしきい値(ユーザー選択可能な値:5 dB 単位で -20 dB ~ -45 dB)
反射率確度4
± 4 dB
最大反射率測定
-20 dB
損失インシデントの検出5
0.70 dB デフォルトしきい値(ユーザー設定可能な値:0.2 dB 単位で 0.5 dB ~ 6.1 dB )
バルクヘッド品質
ファイバーが接続されていない、またはコネクターが汚れている場合、本器に 0 m または 0 ft と表示。
稼動ファイバーの検出
600 nm ~ 1050 nm の光信号を検出し、信号があれば、ACTIVE LINE(アクティブ回線)と表示。最初の検出後、3 秒ごとに信号を検索します。+7 dB 最大入力。
認定および適合
関連する EU 加盟国基準に
準拠
関連するオーストラリアの規格に準拠
カナダ(代表値) 協会 (CSA) により認定済み
C22.2 No. 61010.1.04
FCC 規定、パート A 、クラス A 項に準拠
1. ± ユーザー設定可能な屈折率 (IOR) エラー ± インシデントのロケーション・エラー。反射インシデントのロケーション・エラー:1 m ~ 1.5 km ±1 m。
2. ± ユーザー設定可能な屈折率 (IOR) エラー ± インシデントのロケーション・エラー。非反射インシデントのロケーション・エラー:£15 m の長さの場合は ±2 m、それ以外は ±1 m。
3. -55 dB より大きい反射率をもつインシデントを検出して表示します。バルクヘッドの反射率が 35 dB 未満の場合は、バルクヘッド・コネクターより 1m を超えた先のインシデントを検出します。インシデントの反射率が 35 dB 未満の場合、インシデントより 3 m を超えたインシデント検出します。
4. キャリブレーション後の -14 dB 基準を使用した 850 nm で後方散乱係数は -63 dB です。
5. バルクヘッドの反射率が -35 dB 未満、および前のインシデントの反射率が -35 dB 未満の場合は、バルクヘッド・コネクターまたは前のインシデントより 10 m を超えた先のインシデントを検出します。インシデント前の最大リンク損失は 7 dB 未満です。