事例
Twistnet Communications Ltd
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概要
顧客: Twistnet Communications Ltd
業界: 通信
場所: 英国
ウェブサイト: www.twistnetcomms.com
当社の沿革:
Twistnet の技術者が、フルーク・ネットワークスのSmartLoop™を搭載した OptiFiber® Pro OTDR で、新しい北海の風力発電所の双方向試験認証を安全に実施
2000 年設立の Twistnet Communications Ltd. は、30 年以上の実績を持つ、光ファイバー配線、構内配線および音声配線システムの敷設・試験・認証を専門とする会社です。
同社は、英国をはじめとする欧州の企業にコア・サービスを提供しており、光ファイバーの融着接合、 直接成端、OTDR やパワー・メーターによる試験、認証、および修理の専門家を擁しています。これには、業界をリードするケーブル認証システムで、フルーク・ネットワークスの Versiv™ 製品ラインの一部である SmartLoop 機能を備えた OptiFiber Pro OTDR などの最先端の機器が用いられています。
製品:
英国/北海の風力発電所の拡大は、ビジネスチャンスと試験上の課題をもたらす
風力発電の導入普及が世界的に進んでおり、魅力的な立地を提供する新しい市場として、嵐の多い英国東海岸沖の北海で洋上風力発電が急成長しています。
その一方で、洋上風力発電所の建設やケーブル配線プロジェクトは複雑で困難であり、請負業者は気候や高電圧などの重要なリスクを考慮しなければなりません。
Twistnet Communications が請け負った試験・認証サービスの大きなプロジェクトに一つで、技術者が高圧変電所内でリンクの双方向試験を行う必要がありました。変電所は、風力タービンからのすべての通信ケーブルおよび電線が陸上の施設に集約される場所です。
風力タービンの発電容量が平均 150 MW から 500 MW に達するため、技術者にとって高い危険性を意味していました。Twistnet Communications の技術者が変電所内で試験を行うには、安全衛生の誘導が必要になり、認証を受ける作業員あたり最大 500.00 英国ポンドの費用がかかります。
フルーク・ネットワークスの革新的な新技術により、請負業者の仕事が簡素化されただけでなく、コスト削減と利益向上を実現しながらも安全面の改善が可能になりました。
SmartLoop を使えば、危険な高電圧環境でも安全かつ簡単に試験が可能
風力発電所プロジェクトにおいて、Twistnet Communications は、最大 400 のリンクの双方向試験を行う必要があり、誘導に一日かかりました。これまで、ファイバーを試験する正しい方法は、一端からテストを始め、もう一端へと OTDR テスターを持ち運び、リンクごとにテストすることでした。これには、時間とコストが非常にかかります。
フルーク・ネットワークスの OptiFiber Pro と SmartLoop は、Twistnet Communications に風力発電所プロジェクトに携わる機会と優位性をもたらしています。
「SmartLoop 機能のおかげで、当社の技術者の代わりに風力発電所の技術者に変電所内で作業してもらうことができました。これにより、当社の技術者を訓練するコストを節約できただけでなく、迅速な作業が可能になりました」と、Twistnet Communications, Ltd. のマネージング・ディレクターの John Marson 氏は述べています。
Twistnet Communications は、ループバック用のリード線を設置し、各リンクの双方向試験を行う方法を、風力発電所の技術者に教えました。風力発電所の技術者がリード線を動かしながら、各リンクを双方向にテストする間、Twistnet の技術者は無線機を通じて連絡を取り合いました。
「このプロジェクトで SmartLoop を使うことで、4 人日と 2,000 ポンド以上のコストを節約することができました」と、John Marson 氏は言います。
「さらに、SmartLoop があれば、試験時間も短縮でき、プロジェクトを勝ち取る手助けにもなっています」と続けます。「試験・認証に SmartLoop を使い始めてから、約 20 件の契約を獲得しています。」
SmartLoop は、フルーク・ネットワークスの OptiFiber Pro OTDR に標準で付いてきており、無料でダウンロードできます。詳しくは、www.flukenetworks.com をご覧ください。