BICSI まとめ:ネットワーク・ケーブル・テストに関する最もよくある 3 つ質問

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BICSI まとめ:よくある質問 トップ3

マーク・マリンズ

展示会では、テストに関するエンド・ユーザー、設計者、技術者の関心事項を知ることができます。今年の BICSI Winter Conference でも同様です。

先週オーランドで開催された展示会には 4,000 人以上の参加者が訪れました。月曜日に、当社の Jim Davis および業界の専門家3人による「高速光ファイバー・リンクのテスト」プレコンファレンス・セミナーに出席して継続教育 単位を取得された方、または水曜日の午前に開かれた Jim Davis が主催する「IEC 61280-4に基づいた PON LAN ネットワークのフィールド・テストとトラブルシューティング」に出席された方、あるいは展示ホールのフルーク・ネットワークス 309 番ブースにお立ち寄りいただいた方もいらっしゃると思います。

好天のフロリダ州で開かれた展示会にはさまざまな形でたくさんの方にご参加いただきました。そこで当社の専門家が最も多く受けた質問について紹介したいと思います。

HDBaseT はどのようにテストするのですか?2018 BICSI Winter Conference に参加したフルーク・ネットワークス

HDBaseT Alliance による「HDBaseT の導入」に関するプレコンファレンス・セミナー、および Belden の主催による「HDBaseT と AV over IP」に関する水曜日のプレゼンテーションなど、2018 BICSI Winter Conference ではセミナーとプレゼンテーションがいくつか開催されました。このことからも、多くのコンファレンス出席者が HDBaseT に関心を持っていたことが分かります。

HDBaseT は、100 メートルまでの共通カテゴリのメタル線ケーブルを使用して、無圧縮の HD ビデオ、音声、100BaseT イーサネット・データ、電力、さまざまな制御信号を送信します。HDBaseT とイーサネットの主な違いはプロトコル自体にあります。HDBaseT はパケット・ベースの IP データではありません。しかし、変わらない点も多くあります。

HDBaseT は、LAN と同じケーブル配線を使用するため、同じ方法で展開され、イーサネット・システムと同様に距離制限があり、クロストークの影響を受けます。適切な分解能およびフレーム・レートをテストするためのツールもありますが、HDBaseT とイーサネットのもう 1 つの類似点は、ケーブル配線システムのテストを行って、適切な TIA 規格に準拠していることを確認する必要があるとういうことです。したがって、HDBaseT システムにカテゴリー 6A ケーブルを使用する場合は、確実に保証を受けるために、フルーク DSX シリーズ・ケーブルアナライザーを使用して認証を行うことができます。

フルーク製品を使って、受動光ネットワークと APC コネクターをテストすることができますか?展示ホールのフルーク・ネットワークスのブース

この質問をされた方はおそらく、水曜日の午前に開かれた Jim のプレゼンテーションに出席することができなかったのだと思います。もちろん「できます」。

すべての光ファイバー・システムと同様に、受動光ネットワーク (PON) では挿入損失テストを行う必要があります。これは、フルーク・ネットワークスの CertiFiber® Pro を使って簡単に行えます。しかし、シンプレックス・シングルモード・ファイバーと APC コネクターで複数の波長を使用するアプリケーションの場合、確認しておかなければならない点がいくつかあります。

PON は 3 つの異なる波長(アップストリーム送信では 1310nm、ダウンストリーム送信では 1490nm、RF ビデオでは 1550nm)を使用するため、 1310 と 1550nm の両波長でシステムをテストする必要があります。両波長で合格した場合は、1490nm も間違いなく合格します。また、最大挿入損失も把握しておく必要があります。PON では、最小 13 dB、最大 28 dB です。

APC コネクターも当社の製品を使ってテストできます。CertiFiber Pro の入力ポートは非接触型であるため、ここに APC コネクターを挿入できます。この設計特性により、SC、ST、FC、SC/APC、および LC/APC ファイバー・テストの 1 ジャンパー基準値を設定することができます。しかし、テスト基準コードと物理的に接触する出力ポートは UPC コネクターを使用するため、テストを行う際は、ハイブリッド型の UPC - APC および APC - APC コードが必要になります。詳細についてはここをクリックして、PON テストについての最新ブログをご覧ください。

どのように PoE をテストするのですか?

DC 電力がデータと同時に供給される PoE のテストでは、テストする必要のある重要な性能パラメータは(規格で規定されていない場合でも)、DC 抵抗アンバランスです。PoE は、ペアの各導体間で均一に分割されるコモン・モード電圧を印加することで、電流を供給します。これを実現するには、ペアの各導体の DC 抵抗のバランスが取れていなければなりません。

2 本の導体間の抵抗差は「DC 抵抗アンバランス」と呼ばれます。この差が大きすぎると、イーサネット・データ信号の波形が歪んでしまうことがあります。データ信号の伝送時にビット・エラーが発生したり、またはまったく機能しないのでは、PoE を活用して 802.11ac Wi-Fi アクセス・ポイントに電力供給する意味がありません。

IEEE 802.3bt 規格は、1 ペアの導体間の最大 DC 抵抗アンバランスを 3%、2 ペア間の最大 DC 抵抗アンバランスを 7% に規定しています。幸い、フルーク・ネットワークス DSX シリーズ・ケーブルアナライザー を使うと、DC 抵抗、ペア内の DC 抵抗アンバランス、ペア間の DC 抵抗アンバランスを素早くテストできます。このテストは、敷設されたシステムが最新の PoE 要件を満たすことを確認できる唯一の方法であるため、標準テストに加えて実施することが強く推奨されます。時間もそれほどかかりません。

高電力 PoE ケーブル配線システムのテストについては、BICSI 会員向け「ICT Today」3 月/4 月号に詳しく掲載されています。また、業界のリーダーであるフルーク・ネットワークス、Legrand、Superior Essex の提携による、DC 抵抗要件に従った規格適合製品の開発につきましては、ここをクリックしてホワイトペーパーをダウンロードしてください。

BICSI にご参加いただき、ありがとうございました。


 
 
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