光ファイバー・リンク損失バジェットの計算 - SimpliFiber Pro
ファイバー・リンクの損失を測定した後は、そのファイバー・リンク損失を許容できるかどうかを判断しなければなりません。損失値をアプリケーションの要件と比較するか、リンク内に存在するコネクターやスプライスの数、ファイバー・リンクの長さ、そして測定される波長に基づいて、予想損失を計算できます。実は、これは言うほど難しくありません。
光ファイバー・リンクの損失バジェットを計算する前に、許容できる最小損失値を知る必要があります。これらは ANSI/TIA/EIA-568-C.3 および ISO/IEC 11801:2002 で規定されています。
嵌合コネクター・ペア |
0.75 dBm |
スプライス |
0.3 dBm |
マルチモード・ファイバー | 3.5 dB/km @ 850 nm |
1.5 dB/km @ 1300 nm |
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シングルモード・ファイバー | 1.0 dB/km @ 1310 nm |
1.0 dB/km @ 1550 nm |
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屋外プラント(TIA のみ) | 0.5 dB/km @ 1310 nm |
0.5 dB/km @ 1550 nm |
上記が最小要件です。通常、ファイバーの仕様では、より厳しい値になっていることに注意してください。例えば、嵌合コネクター・ペアが 0.5 dB であったり、マルチモード・ファイバーが 3.0 dB/km @ 850 nm になっていることがあります。必ず技術仕様をご覧になり、ケーブル配線規格で規定される値と異なるか確認してください。
では、規格の値を例にしましょう。
最も簡単な方法は、以下の表を埋めるやり方です。
上記の結果を SimpliFiber Pro のものと比較しましょう。SimpliFiber Pro では、両波長を同時に測定します。他のメーターを使用すると、2 ステップのプロセスになります。
ここに表示される値は、上記で計算した光ファイバー・リンク損失より小さい値です。This fiber optic link meets our specification. A spreadsheet is available to download as an aid in calculating optical loss budgets. このファイバー損失計算機を Excel で使用して、ファイバー・リンク損失を計算しましょう。