デイブ・リチャーズ会長へのインタビュー「BICSI のケーブル配線スキルチャレンジのビジョナリー」

2025 年 1 月 14 日 / 一般、101学習、ベストプラクティス

2007年、BICSI の理事会は、次世代の ICT 専門家を惹きつける創造的な取り組みを検討するため、「NextGen ワーキング・グループ」を立ち上げました。そのメンバーの一人であるデイヴ・リチャーズ氏(RCDD、NTS、OSP、TECH)は、ケーブリング専門技術者のスキルと献身を称え、業界の基準とベストプラクティスの向上を目指し、BICSI が世界に誇る「ケーブル敷設プログラム」の推進につながる年次競技会の開催を提案しました。その結果、BICSI のケーブル配線スキルチャレンジは、今年で 17 年目を迎えます。

黒いポロシャツを着た男性が、トロフィーと賞金パネルの横で、口に笛をくわえ、手にストップ・ウォッチを持って立っている写真。

(画像提供:BICSI、Dave Richards)

この 2025 チャレンジでは、BICSI の全 4 レベルの配線コースに含まれる各種ラボ演習に基づいた競技が行われます。このイベントは 2025 BICSI Winter Conference & Exhibition(フロリダ州オーランド、2 月 2日〜6 日)にて、月曜と火曜に開催予定です。フルーク・ネットワークスは長年のスポンサーとして、DSX CableAnalyzer™(メタル線向け)CertiFiber® Pro(光ファイバー向け)を含む、 Versiv™ ケーブル認証テスターを競技者に提供しています。私たちは、当社の専門家の一人がこの大会の審査員を務めていることを誇りに思います。BICSI のケーブル配線スキル・チャレンジへのスポンサー参加は、業界とのつながりをさらに強めるとともに、次世代の ICT 施工技術者に向けたベストプラクティスの普及にも貢献しています。

競技者たちがその技術を披露する準備を進めるなか、私たちはこのチャレンジの創設者であり、現 BICSI 理事会会長でもある Dave Richards 氏に話を聞きました。

BICSI のケーブル配線スキル・チャレンジは、これまでどのように進化してきたのでしょうか?

「最初は控えめな大会でしたが、今では配線技術の優秀さを競う世界的な舞台に成長しました。最近のケーブル配線スキル・チャレンジでは、実際の現場に即した複雑な課題が出題され、参加者の正確性・課題解決力・柔軟性が問われます。また、業界の進化に伴って、最新のツールや高度な採点システムを導入し、世界中のプロフェッショナルが参加するイベントへと発展してきました。今では、単なる勝敗を超え、ICT の未来を体現する場になっています。」

競技者からのフィードバックは、大会の現在の形式にどのような影響を与えましたか?

「私たちは常に競技者の声に耳を傾けています。彼らのフィードバックこそが今日のケーブル配線スキル・チャレンジを、たとえどんなに難易度が高くてもやりがいのある大会に作り上げた原動力です。彼らの意見をもとに、課題内容の改善、採点の透明性向上、イベント全体の充実が図られ、より多くの人にとって意味のある大会になっています。参加者からはよく『現場に即したシナリオや最新のツールを使って競い合えることに価値を感じている』という声が寄せられています。」

フルーク・ネットワークスのようなスポンサーは、なぜこのイベントの成功に不可欠なのでしょう?

「フルーク・ネットワークスのようなスポンサーこそが、ケーブル配線スキル・チャレンジの原動力です。彼らの存在なくして、この大会は今のような形にはなっていなかったでしょう。スポンサーからのサポートは、単なる資金提供にとどまりません。彼らの関与は、ICT 業界の人材育成と技術革新に対する強いコミットメントの表れであり、大会を業界最新の基準に即した内容に引き上げ、国際的なイベントへと成長させる原動力になっています。競技者からも、フルーク・ネットワークスの Versiv CableAnalyzer シリーズのような最新のツールやテクノロジーに触れられる機会が、とても貴重だったという声が多く寄せられます。こうした機器の使用は、イベント中のパフォーマンス向上だけでなく、彼らのキャリアにおける実践的な優位性にもつながります。」

審査員は、参加者の成長にどのように貢献しているのでしょうか?

「審査員は、専門性の高い視点からこの大会に臨んでいます。その多くはフルーク・ネットワークスのようなスポンサー企業から参加しており、競技者が評価される技術や基準について深い理解を持っています。審査員の役割は、単に成績を評価するだけではありません。競技者を導き、次のレベルの専門職へと導くことも彼らの大切な役割です。ケーブル配線スキル・チャレンジは、競技であると同時に学びの場でもあります。業界のベテランである審査員との対話や、異なるバックグラウンドを持つ仲間との交流を通じて、参加者は常に何かを学び続けています。こうした交流を通じて、知識が共有され、技術を磨く環境が生まれています。

今後、BICSI のケーブル配線スキル・チャレンジでは、どのような展開が期待されるでしょうか?

「これからのケーブル配線スキル・チャレンジに、私たちは大きな期待を寄せています。最近始動したグローバル BICSI アフィリエイト・プログラムを通して、世界中のさらに多くの参加者にアプローチできるようになりました。また、ICT 分野の急速な成長や IoT および先進技術との融合を反映した、新たなチャレンジも導入予定です。これにより、プロフェッショナルが達成できる限界を押し広げ、より高度に接続された社会における重要な役割が浮き彫りになります。

「ケーブル配線スキル・チャレンジは、参加者にとってキャリアの節目であるだけでなく、業界全体の成長にも貢献する存在です。毎年、よりスケールを拡大し、より充実した、そしてより大きなインパクトを与える大会を目指しています。たとえば、次回の 2025 チャレンジでは注目の新要素がいくつか登場します。サステナブルな配線施工に焦点を当てるとともに、人気のカンファレンス来場者向けスピード・チャレンジ・エリアも拡張し、より多くの ICT 製品メーカーによる実技体験ブースを追加しています。こうした取り組みは、業界の今後の方向性を示すだけでなく、大会が常に最先端の技術と革新の場であり続けることを意味します。」

フルーク・ネットワークスにとって、BICSI のケーブル配線スキル・チャレンジへの協賛は、より大きな目的の一端を担う機会です。あなたが未来のチャンピオンであっても、熱心なスポンサーであっても、あるいは単に ICT 業界に情熱を持つ方であっても、この大会にはあなたの居場所があります。ぜひご参加ください!最新情報のチェック、競技者としての参加登録、またはスポンサーシップのご検討については、BICSI のケーブル配線スキル・チャレンジをご覧ください。

BICSI 理事会会長である Dave Richards 氏は次のように語っています。「この大会は、業界が誇る最高の技術者たちを称える場です。皆さんの参加を心からお待ちしています!」

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