うわべだけの美しさはいらない

2018 年 12 月 27 日/一般

天井の露出しているケーブル・トレイや、ラック、キャビネット内の中できれいに並べられたケーブルは、見た目はよろしいですが、パフォーマンスとなると、これが必ずしもベストであるとは限りません。

しかし、データがいかに良く伝送されるかではなく、ケーブルの見た目を重視するお客様に対しては、これを説明するのが困難な場合があります。

自然のままの方がいいものもある

10 ギガのアプリケーションをサポートするカテゴリー 6A UTP ケーブルをきつく束ねると、高速伝送に大きな弊害をもたらすエイリアン・クロストーク(AXT)の増加を招く可能性があります。その理由は?

Alien crosstalk is caused by interference on a cable pair from a pair in an adjacent cable, and it became an issue with Category 6A cabling characterized up to 500 MHz simply due to the higher level of frequency and noise. ケーブルをそれぞれ隣接するように並べたり、あるいはきつく束ねたりするとエイリアン・クロストークが増加します。そのため、エイリアン・クロストークをテストする際には、1 本の測定対象ケーブルの周りに 6 本のケーブルを隣接させた最悪のケースでテストします。  

チャネル内のノイズ・レベルが増えると、エイリアン・クロストークは信号対雑音比を低めてしまい、それによってケーブルの帯域幅の能力が低下し、10 ギガの伝送をサポートできなくさせる可能性があります。そのため、TIA や BICSI などの標準化団体をはじめ、ほとんどのケーブル・メーカーは、ケーブルを配線経路またはコンジット内に「自然に敷く」ことを推奨しています。しかし、こういった推奨にかかわらず、きれいに束ねられたケーブルを求めるお客様は依然としています。ケーブルをすばやく効率的にのばして簡単に複数の束にまとめるためのツールさえ存在します。

ナイロン製の結束バンドで 8~12 インチごとにケーブル束をきつく締め付ける方法も推奨されていません。ナイロン製の結束バンドを使うと、ツイスト・ペアーを変形させ、ケーブルの物理的形状を変えてしまうほど圧力が加わってしまい、パフォーマンスを低下させる可能性があります。ラックのケーブル・マネージャー内などでケーブル束をまとめる場合は、緩く締めるベルクロ製のストラップがお勧めです。ベルクロ製のストラップであれば、移動、追加、変更時でも簡単に取り外し・取り付けが可能になります。

From a cable testing standpoint, combed and tightly bundled cables might exhibit Power Sum Alien Near-End Crosstalk (PSANEXT) and Power sum attenuation to alien crosstalk ratio far-end (PSASCRF) levels that either fail standards performance specifications or leave you with very little headroom, while too-tight nylon tie-wraps can exhibit a wide range of performance issues – and there is nothing beautiful about that at all.

心配が必要なのはエイリアンだけではない

10 ギガ・アプリケーションのカテゴリー 6A ケーブルで懸念しなければならないのは、ケーブルをきつく束ねることによって増加するエイリアン・クロストークだけではありません。If you’re installing cables that will deliver higher power Power over Ethernet (PoE) like 60W Type 3 PoE or higher, bundling cables can also cause heat rise – and the larger the bundle, the more the cables will heat up. これは、カテゴリー 5e/6 などの下のカテゴリー・ケーブルでは、さらに深刻になります。

ケーブルの全体的構造や周辺温度など、ケーブル内の温度が上昇する要因は他にもありますが、束内の中央で 60W 以上の PoE 給電を行うケーブルは、十分に熱を放散できません。ケーブルの温度が上昇すると、挿入損失も増加します。挿入損失とは、適切なデータ伝送を妨げる信号パワーの消失です。

挿入損失は、リンクの長さに直接関係しているため(業界規格で距離の制限値が明記されているのもこのため)、TIA 規格では温度が高い環境でケーブルを敷設する時は、リンクの長さを減らす(これをディレーティングと呼ぶ)ことを推奨しています。ただし、周囲温度が高くなくても、大きなケーブル束の中央で高出力の PoE 給電を行うケーブルは、パフォーマンスが低下するほど熱くなる可能性があります。したがって、重ねて言いますが、ケーブルを束ねるのではなく、緩くまとめる程度にしておくことが推奨されます。

では、ここでの教訓は何でしょうか?しっかりと束ねたケーブルは、見た目は美しく映るかもしれませんが、それは見る人次第です。真の美しさは、安定したデータ伝送を可能にするケーブルのパフォーマンスがあってこそです。あとは、これをお客様に教え伝え、説得するだけのことです。

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